第8話 人類の切り札(前編)第8話 人類の切り札(前編)「ヤバイわ、そろそろ本部の直上よ!」 ミサトが苛立たしげに指を噛んだその時、前方のビルが倒れ、地面が開いた。 「エヴァ?出撃するの?出られるの、レイ?」 「なんですか、エヴァって?」 「人類の切り札よ!!!」 「じゃあ、レイって?」 「納得したの?今の説明で!?突っ込みはしないわけ?」 「突っ込んで欲しいんですか?」 「そう言う訳じゃないけど・・・・。」 などと言っている間に、目の前の割れた地面から、禍々しい巨人が現れた。 貞本義行イラスト新世紀エヴァンゲリオン ジャンボタオルレイ初号機 「あれが・・・・・・、レイ?」 「エヴァよ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」 「お約束のボケです。」 現れた巨人は、怪物に向かって組み付いていった。 「あの体型で格闘戦用の機体なんですか?」 「そういう訳じゃないわ。まだ、武装が出来上がっていないのよ。」 「ロケットパンチとか出来ないんですか?」 「出来るわけ無いじゃない!!!!」 「ブレストファイヤーは?」 「出来んと言ってるでしょ!!!!!!」 「じゃあ、武器を使うタイプですね。」 「そ、そうよ。」 「じゃあ、リアル系ですね。」 「何、それ?」 「ビームライフルは無いんですか?」 「え、え~と・・、パレットライフルなら開発中なんだけど・・・・。」 「じゃあ、ビームサーベルは?」 「プ、プログナイフなら、装備されてるわよ!!!」 「・・・・・・・・・・・・・・・・、葛城さん、ナイフ一本でライオンと戦えますか?」 「・・・・・・・・・・・・・・・・・。」 「まあ、戦える人もいますけどね。」 「いるの?!?!?!」 「一人、二人なら心当たりがありますよ。」 懐かしい管長と和尚の姿がシンジの脳裏をよぎった。 続く ジャンル別一覧
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