2010596 ランダム
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第8話 人類の切り札(前編)

第8話 人類の切り札(前編)

「ヤバイわ、そろそろ本部の直上よ!」

ミサトが苛立たしげに指を噛んだその時、前方のビルが倒れ、地面が開いた。

「エヴァ?出撃するの?出られるの、レイ?」

「なんですか、エヴァって?」

「人類の切り札よ!!!」

「じゃあ、レイって?」

「納得したの?今の説明で!?突っ込みはしないわけ?」

「突っ込んで欲しいんですか?」

「そう言う訳じゃないけど・・・・。」

などと言っている間に、目の前の割れた地面から、禍々しい巨人が現れた。

貞本義行イラスト新世紀エヴァンゲリオン ジャンボタオルレイ初号機

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「あれが・・・・・・、レイ?」

「エヴァよ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」

「お約束のボケです。」

現れた巨人は、怪物に向かって組み付いていった。

「あの体型で格闘戦用の機体なんですか?」

「そういう訳じゃないわ。まだ、武装が出来上がっていないのよ。」

「ロケットパンチとか出来ないんですか?」

「出来るわけ無いじゃない!!!!」

「ブレストファイヤーは?」

「出来んと言ってるでしょ!!!!!!」

「じゃあ、武器を使うタイプですね。」

「そ、そうよ。」

「じゃあ、リアル系ですね。」

「何、それ?」

「ビームライフルは無いんですか?」

「え、え~と・・、パレットライフルなら開発中なんだけど・・・・。」

「じゃあ、ビームサーベルは?」

「プ、プログナイフなら、装備されてるわよ!!!」

「・・・・・・・・・・・・・・・・、葛城さん、ナイフ一本でライオンと戦えますか?」

「・・・・・・・・・・・・・・・・・。」

「まあ、戦える人もいますけどね。」

「いるの?!?!?!」

「一人、二人なら心当たりがありますよ。」

懐かしい管長と和尚の姿がシンジの脳裏をよぎった。

続く


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